布団の生地 交換
午前11時。
生地が破れた敷き布団を持ってお客様がご来店。
「この生地だけ交換できますか?」
ペチャンコになった敷き布団。
でも、このペチャンコがいいんですって。
中の綿はいじらずに、生地だけキレイに剥いで、
また新しい生地に入れ、綴じあげる。
普通の布団屋さんなら、
「いったんお預りして、できたら連絡します」って感じ。
だって他の布団職人か工場に頼むことになるから。
時間もかかるし、その分お金も高くなる。
でも、布団職人の本多快眠堂は違う。
「すぐに仕事をしますので、今日中には出来ます」
で、仕上がったのは、14時半。
職人からすれば、そんなに難しい仕事ではない。
ただ、布団の綿を成形しないで、綿をそのまま使うから、
寸法を出すのが難しい。
出来上った布団を見たお客様は、
「お安く、こんなにきれいに仕上げていただきありがとう」と。
今日もお客様に喜んでいただける仕事ができて、
よかった、よかった。