こんなモノもリピート
本多快眠堂は、街の小さな布団屋。
こんな店がこの時代生きていくには、
お客様を大切にし、信用していただけるよう
技術、商品、知識、を高め、
真面目に商売をしていくこと、
と思い、一生懸命仕事をしています。
そのおかげか、本多快眠堂では、
一度ご来店いただいたお客様が、
再度ご利用いただけることが多い。
こんな商品も・・・
先日、とある町内会様から、小さな座布団のご依頼。
座布団と言っても人が座る大きさではない。
15cm角程の小さな物。
お聞きすると、“太鼓”を置くんですって。
今のが古くなったから新調したいと、本多快眠堂へ。
お急ぎということで早めにお仕立て。
お客様、とっても喜んでいただけました。
で、今日、再度ご注文。
前回仕立てたのは『大太鼓』
今度は『小太鼓』の物をご依頼。
今お使いの物を見せていただくと、
座布団の中で綿が丸まって、変な形に。
「これじゃあ、太鼓、転がっちゃうよね?」とお聞きすると、
「そう、これじゃあねぇ」と。
「よし、お任せくだい!」
と言いたいところなんですが・・・問題が。
「これは大変だよ。これ作った人も、多分うまく綿が入れれなかっただよ」
お客様、「え?こんなのが???」って感じなんだけど・・・
一番の問題は、“手”が入んないの。
私の手のひらより、この座布団、サイズが小さい。
“手”入んなかったら作れない。
お客様からしたら、ビックリだよね?
「そんな話なの?」って感じ。
小さいから「ちょちょいのチョイ」という訳にはいかない。
よくお布団作りの話でするんだけど、
極端に小さいとか、薄いとか、の布団ってめちゃくちゃ難しいの。
ごまかし効かないし。
「薄い布団作るの簡単でしょ?」とか思われがちだけど、超難しいの。
で、どうなったかというと・・・
指を上手く使い、上手にできました。
綿も均等に入って、これなら“太鼓”転がらないはず。
作業場で小っちゃくなって仕事をしましたが、
お客様が「またお願いしよう」と思っていただける仕事ができ、
良かった、よかった。
「また本多快眠堂へ」と言っていただけるよう、
全力で努力していきます。
今後とも本多快眠堂をよろしくお願いします。